あちらこちらでハーブのお店を見かけるようになった昨今、料理にお茶にハーブは大活躍。聖書には「ハーブは税金の代わりに納めた」と書かれたように、価値のあるもの、幸せを届けてくれるものとして昔から食卓にのぼっています。確かにハーブティを飲むとホッと心が落ちつきますよね。ハーブをはじめアロマテラピー、食養生法、デトックス(体内浄化)、またその他いろいろなエネルギー法などが自然医療として行われています。今回はハーブで幸運体質になれる『幸せを呼ぶハーブセラピー 心と体にやさしいレシピ55』を書かれた大島先生に、症状別オススメのハーブティーをご紹介いただきました。紹介しているレシピは手に入りやすいハーブでセルフケアできるようになっています。出来合いのものを買うより、友達とハーブを買って必要な分を交換するのも楽しいもの。あなただけのオリジナルの味を作ってみましょう。
症状別オススメハーブティー
●<眠れないとき>…バレリアン、ホップ、メリッサ(レモンバーム)
バレリアンをひとつまみにホップを少しと、メリッサをふたつまみ入れます。はちみつを少し(ティースプーンに2杯程度)加えると、相乗効果と満足感を得られます。バレリアンは長い間不安神経症の治療に使われ、緊張状態やパニックの緩和にも使用されてきました。ホップは気持ちを落ち着かせるほか、消化促進、安眠、女性ホルモン様(女性ホルモンに類似しているということ)の働きがあるので、更年期障害や老年性の不眠の方にもオススメ。
●<イライラするとき>…カモミール(ローマンかジャーマン)、ジュニパーベリー、ヤロウ、リンデン
カモミールの花を3個、ジュニパーベリーを2粒、ヤロウをひとつまみ、リンデンの葉を2〜3枚と花も少々入れます。カモミールには鎮静効果があり、ジュニパーベリーは解毒作用が強く、ヤロウは神経のバランスを整えてくれます。リンデンは神経を休め気持ちを穏やかにする働きがあるので、何となく落ち着かない時にこんなハーブティーでホッと一息ついてみましょう。
●<ドライアイ>…アイブライト、イチョウ、マロウ、ヤグルマギク
パソコンを長時間使っていると目が疲れ、同時に乾いてきます。結果、ドライアイや眼精疲労、肩こりに。そんなときは炎症を鎮めてくれるアイブライト、イチョウ、マロウ、ヤグルマギクなどが入ったハーブティーを飲みましょう。そして首をリラックスさせることも大切に。目の機能に役立つアントシアニンを多く含むブルーベリー、ラズベリー、クランベリーなどベリー類をおやつに食べると美白もできて目にもやさしいのでお試しの価値ありです。
●<アンチエイジング>…レッドローズ、リコリス、ローズヒップ、赤ブドウ
レッドローズをひとつまみ、リコリスを少々とローズヒップをティースプーン1杯、赤ブドウの葉をひとつまみ入れます。レッドローズはホルモンを整え神経を休めます。リコリスを入れることで少し甘みが出ますが、美肌効果もあります。ここでは便秘しないように少しだけ入れてみましょう。ローズヒップはバラの実のことで、抗ストレス作用のビタミンCとEを豊富に含み、クエン酸が疲労を回復させます。赤ブドウはポロフェノールを多く含むほか、体内にたまった老廃物を流すことができます。体の内と心から若さを保つことは大切ですよね。
※ハーブティーを飲むときの注意
どのようなハーブでもアレルギー反応のある方は注意してください。お子様、高齢の方、虚弱体質の方はハーブの量を半量程度にしてご使用ください。多く摂取したら効果があるというものではありません。ハーブティーを飲み始めると体内に蓄積された毒素を排出しようとするので、一時的に吹き出物がでたり、お腹がくだったり、汗をかいたりします。これはヒーリングクライシス(好転反応)と呼ばれるものです。なお、ハーブティーは夜8時までに飲むようにしましょう。夜8時を過ぎると腎臓が休む時間になり、夜たくさん飲むと次の朝むくむことがあります。ハーブティーは香りや味を楽しみながら身体の不調を和らげるのが嬉しいところですが、ハーブは自然治癒力を上げるものであって薬ではないので、1週間経過しても回復しない場合は医師にご相談ください。
監修・大島櫻彩先生
1998年東洋英和女学院大学院人間科学研究修士課程卒業(人間科学修士)、2003年IOND大学セラピー学名誉博士号授与(セラピー学博士)。植物療法士、ナチュロパス。2004年に「ナチュロパシー・クリニ−ク』、「ホリスティック・ナチュロパシー・アカデミー」を開設。
http://www.foretfond.com/
参考資料
『幸せを呼ぶハーブセラピー 心と体にやさしいレシピ55』(九天社)
※ハーブや精油は薬ではありません。使用する際は各ハーブやレシピの注意事項に気をつけて正しくお使いください。また、疑問点や問題点がある場合はただちに使用を中止してください。ご紹介しているハーブや精油、加工物を使用して生じた一切の損傷やその他トラブルについて、本サイト並びに監修者は責任を負いかねます。
photo:Kazuki Maeda
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